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私と詐欺師

第11章 11



日曜日は久々に物凄くゆっくりと過ごしたせいか
身体がものすごく軽くなっていた

ただし、学校という戦場を除いては

「また、なのね」

机の落書きも
机の上に置いてある仏花も
私が休んでいる間もずっと置いてあったのだろう

カシャと写真を収めれば
もう、どうでも良くなっていて

テニス部のあの3人がまだいないところを見ると
立海と恐らく同じで
地区大会、都大会なのだろう

「日暮」

「はい」

「これが休んでいた間の
勉強分だ」

「は?」

こんなに少ない物なの?
立海が多いだけなのかもしれない

「分かりました」

放課後には全て片付くであろう課題の山
お昼ご飯を食べなくても
やっていけると思ったのだが

「え?」

お昼にスマホを開くと
立海メンバーから、ちゃんと昼も食べるようにと
グループで送られてきている恐怖。
だけど、柳君と雅治は送ってきていない

「同じことを思ったのかな」

「大会中でも心配してくれるのは
ありがたいけどね」

お昼ご飯を食べてから
課題に取り掛かる

「簡単すぎ」

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