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足先まで愛でられたい

第2章 1日目


シルビアは夕飯前に汗を湯で流し終わらせシンプルなシャツとチノパンに着替えていた。

夕飯の間、は妙に落ち着かなかった。
夕飯が終わって風呂に入ってから先のことを、考えるだけでも緊張が走る。

「…無理はしなくていいのよ?」

あまりにも食事が思うように進まなかったからかシルビアが心配そうに気にかけてくれた。

「いや、そうじゃなくてちょっとソワソワしちゃって。」

「そう?」

「はい、それにシルビアさんじゃなかったらこんな事してみたいなんて思いませんよ。」

はニコリと笑った。
緊張や恥ずかしいという気持ちは未だ、心の中に居座って居るがそれが嫌だという気持ちには不思議とならなかった。

それじゃあと言って、は準備してもらったお風呂に入りに行った。
を見送りシルビアは自室の布団に座るとはぁっとため息をついた。
緊張しているのはだけではない。
実を言うと、シルビア自身も落ち着いてはいなかった。

「ここであの子が辞めるなんて言ってくれれば…」

心臓がばくんばくんと落ち着かない。
なんだかんだの裸を見ることに緊張していた。
体を重ねる時、が恥ずかしがって布団に隠れたりする。それはそれで残念ではあったが、おかげで気持ち的な余裕もあった。
それが、5日間に渡り裸でお互いの体に触れるだけ。

「いくら、アタシでも理性が持たなくなりそうね…」

想像しただけで股間に熱を感じた。
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