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足先まで愛でられたい

第1章 ポリネシアンセッ⚫スとは


は消え入りそうなほど小さい声で説明した。
それの目的は精神的な繋がりや満足を満たすため。
5日間に分けて少しずつ互いを愛撫する。
ただし、直接的に性器は触れない。
5日目に繋がるのだが30分以上は腰を振らない。

「あ、あくまで…動物的な行為じゃなくて…
だからその…」

シルビアはキョトンとしていた。

(やっぱりドン引きだよね…こんな事に興味あるなんて)

ため息を軽く吐いたあとチラリとシルビアを見ると、シルビアは顔をうっすら赤らめていた。

「シルビアさん?」

「あ、いや…まさかがそんなこと知ったなんて…なんて言うか…。ちょっと意外だなって思って…」

「ですよね…いつも私が恥ずかしがって、服を脱がないからあえてそういうことした方が踏ん切りつくかなって思っちゃって。」

は苦笑いした。
そんな自分を誤魔化そうとお茶に手を伸ばし1口飲み始めた。

「……今夜からしてみる?」

「…え?」

飲んでいたお茶がゆっくり下りる。

「だから、それ?
もし、が嫌じゃなければ?」

「でも、シルビアさんもお預けみたいになるんですよ?いいんですか?」

「そうねぇ〜。でもモノは試しじゃない?」

はシルビアのこういう思い切りがあるとこに背筋がゾワッとした。
しかし、それが嫌かと言えば違う。

「やってみたい…です…。」

は自分の顔が熱く感じた。

「決まりね!ところで、話は戻すけどお風呂とご飯は?」

「私はご飯あとに入ります。だからもしシルビアさんが汗を流したかったら先にどうぞ。」

「…そうね。それじゃあアタシは先に行かせてもらうわね。」

シルビアはそういうと部屋を出ていった。
バタンと音がして扉が閉まると、はふうと息を吐いた。
今更ながら事の重大さに気づいたらしい。



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