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足先まで愛でられたい

第3章 2日目


朝目を覚ますと、何となく体的に物足りなさを感じては目が覚めた。
既にシルビアはベッドにはいなかった。

どうやら昼過ぎまで寝ていたのか日は完全に真上にいた。

シルビアが整えてくれたのかある程度の準備が終わっていて、は身支度のみ済ますことが出来た。

「あ、!やっと起きたの?おはよう。」

「勇者さん!グレイグさん!」

外に出ると勇者とグレイグが話をしていた。
しかし、ちょっと疲れている様子でもあった。

「ゴリアテのやつ、俺を見つけるなり『手合わせして!』って言うから昨日の訓練の決着をつけるためかと思ったがどうも違うみたいで何だか変だったんだよな。」

「シルビアさんが?」

「心当たりある?」

勇者の言葉に視線を逸らしたくなった。

(多分、シルビアさん言ってなかったけど下半身が…
ていうかそれが繋がってるなら心当たりしかない)

冷や汗がたらりと背中を伝った。

「わ、分かんないです。」

ニコリと笑った。
しばらくするとシルビアが戻ってきた。

「あら?、やっとおきたのね?」

「あ、ははは。シルビアさん、グレイグさんに無茶振りしたんですか?」

「え?…あははは。えぇ!ちょっとね!」

はムッとしてシルビアを見つめた。

「な、なに?」

「そういう発散はダメですよ?
私だって我慢するんですから」

はそう言って少し離れたとこにあるカフェに向かった。

「ゴリアテ?なんかあったのか?」

シルビアは深い深いため息を吐いた。

「グレイグ、今は何も聞かないでちょうだい…
今夜も大変なことになりそうだわ…」

(理性保ってられるかしら?)

シルビアの心はそれでいっぱいいっぱいだった。
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