第2章 試し書き
「なんだよ」
(本当に··吸血鬼だ··綺麗な銀白色の髪の毛に青色の目···そして··そして)
明らかに部長が悲鳴上げて倒れるであろう。
立派な肉体···。
(ゴリラや···この吸血鬼··ゴリラだ!でも)
ぽそっ
「かっこいい」
「ん?俺がかっこいい?」
「はい!本で読んだ吸血鬼ってなんか怖いイメージがありましたが、貴方はかっこいい吸血鬼ですね!」
「そ···それはいい言葉を聞いた···な···//」
(この吸血鬼さん···褒めなれてない)
「ぴーー···」
「あっ、すみません吸血鬼さん。この子を治してくれますか?」
「またケガしたのかよ··ほら」
ほわっ
「ぴーー··ぴす!」
ぱたた
「よかったね。あれ?どうしたのかな?私から離れない」
「お前が気に入ったみたいだな。」
「君は私のお友達だね」
「···(友達)」
ーーーー····
『ロナルドくんと友達になれて私は幸せ者だね』
『はぁ?クソザコ砂おじさんが友達とか意味わかんねーよ』