第6章 かるし Δ
「あっ、帰るのか?」
ぐいっ
「わっ!ちょっとロナルドさん!?」
ぎゅむ
「帰ろうぜ!またなドラ公!」
「あっ、おいロナルドくん!まだ話終わってないぞー!····全く」
(ロナルドくんも何故彩華くんの血を好むんだが···貧血にならなければいいが··うーむ)
✿✿✿
ガチャ
「うへー、疲れた」
「ロナルドさんはドラルクさんと喋っていただけじゃ···」
「なーなー、親はいないのか?」
「両親は病院で働いてるから、いませんよ」
「ふーん。じゃ俺泊まる!」
「ふぁ!?」
「だってひとりは寂しいだろ?」
「慣れてますから大丈夫ですよ」
「俺は、寂しいな」
うぐっ
「~~//分かりました」
「よっしゃー!」
吸血鬼のロナルドさん
私が種族してるオカルト部にて肝試しに来た館の主
見た目は、吸血鬼らしかぬイケメンだ。
でもやはり吸血鬼だからか
くぅーん
「噛んでいい?」
「··あまり深く噛まないなら」
ぱあ
「うん!」
私の生き血を輸血パック代わりに差し出してる