第6章 かるし Δ
「時に彩華くん」
「はい、ドラルクさん」
ぴっ
「あのゴリルドくんに噛まれたかい?」
「あっ、はい。何か輸血パックに飽きたって」
「仮にも君は人間だ。あの件があってからやけにロナルドくんが構ってるみたいだが···油断はしないように。····追加でハズレだ」
「油断させないでください!うえーん」
私はあのロナルドさんがいる館で肝試しした
霧島彩華
そしてロナルドさんと出会い今現在
宿題をドラルクさんが働いている吸血鬼退治本部で見てもらっておる
何故ここか?
それは
ばさっ
「彩華ーー。遊びに来たぜ!ドラ公もいる!」
「今宿題見てるからやめろ」
「んなもん適当でいいだろ?」
「適当ではいけないだろ!」
がみがみ
そろーり···。
(今のうちに帰るか、ドラルクさんの教え方は先生みたいで分かりやすいんだよね)