第25章 ドラルクは考えた 2
コンコン
「ドラルクさんいますか?」
ガチャ
「彩華くんじゃないか、どうしたんだい?」
「夜の浜辺行きませんか?」
ぱちくり
「浜辺?、いいよ」
「ジョンくんも行こうか!」
「ヌヌーヌ!」
「ロナルドくんは?」
「寝てますわ、完全に起きませんよ!」
「まさか手刀で!?」
シュッ
「····ドラルクさん···もかい?」
スナァ
「ひえ~~~···」
「嘘ですよ。」
「全く彩華くんは(ロナルドくんには悪いけど今は"私の彩華くん"でいいかな)」
「私は昼の浜辺も好きですが···」
ざっ···
「···月が見える」
「月夜に照らされた海と浜辺が1番好き」
ざざぁ····
(館にいる時は森の中から見た月だが、今は大切な人と見てる初めての海は···)
「綺麗だね」
「でしょ!··はい」