第23章 お菓子の家
もくもく
(こいつが作るお菓子の家はめちゃくちゃ美味かった。なんなら)
ぐいっ
「ぶえっ!?」
べろっ
「·····」
びきっ
「ーーーー···」
「うん、甘い」
「ナメるなああぁ!(泣)」
「お前魔女なのに飴玉みたいな甘さすんだな!俺の家に来いよ。もう住む場所ねーしな」
「飴玉扱いでしかも居候決定!?」
「あぁ!お前がいればずっと菓子には困んねーし」
「私は生産工場かよ!···んっ」
チュッ
···あー···
✿✿✿
私はお菓子の家の魔女
ドラルクさんの弟子である
ドラルクさんは今この国にはいない
魔法使いとして更なる力を持つべく修行に行った
だから任されたのに···食べられ
今は
ぎゅ
すんすん··すんすん
「ん~~···お前から匂うお菓子がいい」