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【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】

第7章 遠征の次の日、そしてまた次の日


次の日、今回の壁外遠征で亡くなった3人の兵士達の合同葬儀が営まれた。


アナイス・オトマン
マルク・コロソフ
ヴィゴ・シンバリ


いずれも巨人による攻撃で命を落とした若者たちだ。


兵団内にある広場は青々とした芝が広がっていて、爽やかな風が吹いている。

時折聞こえる啜り泣きを耳にしながら、遠くに見える柩を見つめていた。


亡くなった兵士は3人だが、柩は一つしかない。
遺体をもって帰れたのはたった一人分だけ、ということだ。


柩や献花台の側には亡き3人の兵士の家族が。そしてその後方には兵団幹部たちが並んでいた。

リヴァイ兵長もかなり前の方にいる。

こんなときでも兵長の姿を探してしまう自分に嫌気が差す。


「わたしたちすべては、眠り続けるのではない。終りのラッパの響きと共に、またたく間に一瞬にして変えられる。
というのは、ラッパが響いて、死人は朽ちない者によみがえらせられ、わたしたちは変えられるのである。
なぜなら、この朽ちるものは必ず朽ちないものを着、この死ぬものは必ず死なないものを着ることになるからである…」


牧師が聖書の一部を読み上げる。

これを読まれていたのが自分かもしれない、そう思うと今まで興味を持たなかった聖書の一言一言が身に染みるようだった。

こんなに神妙な気持ちでいるのに、吹く風が気持ちいい。


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