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【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】

第6章 三ヶ月後


「兵長…あの。」
「なんだ」
「腕、上げてもらっていいですか。
 ベッドから出ます」


おずおずとお願いすると、兵長はチラッとこちらを見ただけで腕を動かそうとはしなかった。

それどころか腰をさらに引き寄せられる。

私の腹に顔を埋めるようにして抱きすくめられた。


「まだいいだろう」
「え?」
「まだここにいろ。今日は調整日だ」
「わっ」


起こしかけた上半身もベッドに引き戻された。


いつも行為のあとは羽虫を追い払うかのように部屋から追い出すくせに。

いや、自分から逃げるように部屋から出て行くことがほとんどだったけど…。


今日はこんな無防備な姿を見せられながら、甘えるように抱きしめられている。

壁外遠征が終わって少し緊張がほぐれたのだろうか。

いつもとの殺気だった姿とのギャップが意外だった。


(可愛い…)


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