【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第5章 会議があった日
コンコンコン
いつもの調子でノックすると、すぐに扉が開いて中へ招き入れられた。
いつも兵長はノックから数秒もしないうちに扉を開けてくれる。
理由を聞くと、私が来ることが足音でわかるとのことだった。
廊下はカーペットが敷いてあって足音なんてほとんどしないのに。
そう言っても兵長は
「てめえが耳悪いだけだろ」
と言っていた。
多分兵長は地獄耳なんだ。
ソファへ向かおうとすると、腕を引かれてすぐベッドへ連れて行かれた。
先に兵長がベッドに腰掛ける。
私はその前に立つように促された。
兵長の顔が胸のすぐ前にある。
ドキドキとなる心臓の音が聞かれないか心配になる。
兵長は私を見上げて、そのままキスした。
最初は軽い、触れ合うだけのキス。
何度か角度を変えて、啄むように、そしてだんだんとお互いの舌を絡ませ合うようにして行く。
いつもこのキスが慣れなくて兵長の舌から逃げてしまうが、狭い口内ではいとも簡単に逃げ道がなくなってしまう。
キスをしながら、兵長の手は私の腰を撫でている。
兵長の肩に置いた手をぎゅっと握りしめる。
この人はなんてやらしい触り方をするのだろう。
「脱げ」
短く命令される。
服を脱がされるのは恥ずかしいが、自分で脱ぐなんてもっと恥ずかしい。
でもモタモタしていると強引に下着まで脱がされてしまうので、素直に応じた。