【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第4章 3週間後
自分の提案にポーラは面食らったようだが、自分自身でも驚いていた。
ヤれない女なら自室に追い返せばいい。
だけど今日はポーラを抱く気でいて、それなのに独りで夜を過ごすというのはあまり気乗りがしなかった。
寝る前に聞こえる断末魔たちを、今日は記憶の奥底に閉じ込めていたい気分だった。
「な、なんのお話をしましょう…」
ポーラがドギマギしている。
そりゃあそうだ。
今までセックス以外碌なコミュニケーションを取ってこなかった。
右手でポーラの髪を撫でる
サラサラと指からこぼれ落ちる感覚が気持ちよかった。
「何でもいい。何か話せ」
「そのような無茶振り…」
「それとも何だ?俺とは話すことは何もないってか?」
「いえ滅相も無い…
あの…強いて言うなら…」
「何だ」
「お腹が空きました」
「は?」
ふざけているのかと思い目をやれば、本当に困ったような顔をしていた。