【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第4章 3週間後
コンコンコン
軽くノックをする。
数秒待ってドアが開かれる。
リヴァイ兵長はいつも私を無言で部屋に招き入れるのだ。
「何か飲むか。つっても、紅茶しかないが」
「はい、頂きます」
部屋に入るなり服を脱がされる日もあるが、今日のようにお茶をしてからゆっくりとベッドへ行く日も珍しくはない。
恋人同士のようなこの時間が、肌を重ね合わているときよりも幸せだった。
兵長の淹れる紅茶は香りが高く、柔らかな苦味があって美味しかった。
「オイ」
「はい」
「お前、今日顔色悪くねぇか」
「あー…はい。」
兵長の観察眼に内心舌を巻きつつ、問いかけに素直に答える。
ソファに腰掛ける私の隣に座り、顔を覗き込む。
「実は…兵長に謝らなければいけません…
今日、月のものが来てしまいまして」
今日は朝から大量に出血していて、貧血気味なのが顔に出ているのだろう。
下腹部も重りを入れたようにずーんと重たく、それを庇うように少し背中を丸めている自覚もある。
今ではだいぶマシになったが、朝から昼にかけては酷い生理痛に悩まされていた。