【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第3章 次の日
「兵長はかわいそうなお方ですね」
「あ?」
ポーラが何か言ったが、殆ど聞き取れなかった。
すぐ聞き返したがそれには答えず、意を決したように真っ直ぐこちらを見据えてきた。
ポーラの瞳に自分が映っている。
何かを見透かすようで、少し怯む。
「わかりました。リヴァイ兵長がお望みとあらば、この身体、ご自由にお使いいただきましょう。
元は心臓を人類に捧げた身。
身体には何の未練もありません。」
「…」
凛とした声で告げられる。
コイツ、こんな声だったか?
「あなたに憧れて入った調査兵団です。
こんな下品で人間性の無い形でも、貴方のお役に立てるなら本望。
これで私の恋心が報われるとは思っていただきたくないですが」