【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第3章 次の日
「いやっ!あん、っう…やあっ!!」
欲望のままに腰を突き動かす。
その度にポーラの口からは言葉にならない声が漏れる。
眉間に皺を寄せ、今にも涙がこぼれ落ちそうに目を潤ませ、耳まで真っ赤に染まっているポーラの姿は、見ていてとても気持ちのいいものだった。
持ち上げている彼女の足にキスを落とす。
こんなときに「愛してる」とでも言ってやれば、この女は満足するのだろうか。
こいつは自分にとって「手頃」だった。
抱きたいと思ったときに側にいた。
性欲の発散に娼婦は考えに無い。
潔癖な自分が娼館に出入りするなど、考えただけでおぞましい。
それに、娼婦は亡くなった母親を思い出させる。
ポーラについては初めて見かけたときからその見た目を「悪くない」と思っていたし、ときどき自分を遠くから見つめていることも何となくわかっていた。
「兵長」という立場も上手く使えるし、女を組み伏せるなんざわけも無かった。
実際、多少ぐちゃぐちゃと文句を垂れていたこの女も、今では気持ち良さに理性を失いかけている。
呆気ないものだ。