【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第1章 それより前の日
(あんな新兵いたか…
名前、ポーラというのか…)
自分の奥底で何かが反応する。
女を見て「可愛い」と思ったのはいつぶりだろうか。
「あれ、兵長。ああいう子が好みですか?」
エルドが俺の方とポーラとかいう新兵の方を交互に見ながら尋ねてきた。
いつもなら「馬鹿らしい」と一蹴するが、今日はそんな気分にもならなかった。
「ああ、そうだな。お前、アイツにだけは手出すなよ」
口の端を吊り上げて冗談めかして言えば、ピュゥと口笛を吹かれたあと
「ご心配なく。俺はどちらかと言うと年上が好みです」
などと返された。