【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第2章 はじまりの日
鼻の奥がツーンとする
同時に視界が滲む
涙がポロポロと溢れてきた。
貧しい幼少時代だった。
兵団に入ってからは成績も芳しくなく、上官からの罵倒に耐える日々だった。
でもこんな風に人権を、女性としての性を、そして恋心を踏みにじられたのは初めてだった。
「リヴァイ兵長には…人の心というものが無いのでしょうか…」
兵長を睨みつける。
声まで涙で濡れているようだった。
私の罵倒にも微動だにしない兵長は、その次に信じられないことを口にした。
「泣いてる女ってのもいいモンだな。
もう一回抱かせろ」