【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第14章 それからの日々を
エルドのアドバイスだ。
立場のある俺だからこそ、コソコソせずに堂々とポーラと付き合うべきだと。
必要以上に引っ付く必要はないが、俺たちの仲を隠し通すことはしない方がいいとのことだ。
何故だか理由を聞いたが
「兵長モテますからね。ちゃんと決まった人がいることアピールしておかないと、あとで厄介ですよ」
とよく分からないことを言われた。
よく分からないが、女絡みのエルドのアドバイスはしっかりと聞いておいた方が良さそうだと判断した。
多くの兵士がこちらに注目して、なにかを口々に話している。
ざわめきを察知してか、食堂の奥の方でエルヴィンの金髪頭が揺れた。
エルヴィンが数秒俺を見て目を丸くしていたが、少し微笑み、そして周りに静かにするように声をかけていた。
俺が女にデレデレしている姿は、周りの兵士に取っちゃあ不快な光景かもしれないが。
まあ慣れてもらうしかない。
兵士長としての示しは、訓練や戦いの中でしっかりとつけて行こう。
「…なんでエルドさんまで私たちと一緒にいるんですか…」
いまだ動揺したままのポーラが聞く。
「ああ、アイツの指図だ」
「エマの?」
「ああ」