【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第2章 はじまりの日
「それで?ただでは済まなかったでしょう?」
「いや…所属と名前だけ聞かれて…終わったわ。とりあえずお咎めはなかったの」
「ポーラ、それって…除籍命令がくだされるんじゃないの?」
「はあっ!?まさか!!」
「そこっ!!おしゃべりが活発だな!!そんな体力があるなら外を走ってきてもらっても構わんのだぞ!?」
「「はっ!申し訳ございません!!!」」
上官に怒鳴られ、小声で前を向いたまま続ける。
「だってポーラ、リヴァイ兵長でしょう?たとえ女相手でも容赦しないって噂よ?」
「噂でしょう?意外とお優しい方なのかもしれないし」
「信じられない。何かある。
『トラブルが起きる』に私は明日の夕食のパンを一切れ賭けるわ」
「そう?なら私は『このままお咎め無し、むしろリヴァイ兵長は今日をキッカケに私と恋に落ちる』に明日のスープを賭ける」
「ポーラ、あなたって結構馬鹿ね」
マリアは憐れむような目を私に向けた。