【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第2章 はじまりの日
「はぁーっ」
「どうしたのポーラため息なんか」
「聞いてよマリア。私に今日起こった出来事を聞いて、それを肴にご飯をいただきましょう」
「ええ?なにそれ」
一日の訓練も終わり、寄宿舎の食堂で質素なディナーの席に着く。
隣でため息の心配をしてくれているのは、同期のマリアだった。
女の私から見ても可愛らしい、フワフワとした金髪が特徴的な女性だ。
「今日ね、リヴァイ兵長とぶつかっちゃったの」
「なっ…!グッ、ごほっ!!」
マリアが口に放り込んだパンでむせた。
背中をさすってあげながら続ける。
「こうやって段ボールを前に抱えてさ、リフトから降りたら前が見えてなくて、そのまま地下のリフト前にいらっしゃった兵長と、ドーンって。」
「リフト使って降りたの?
あなた…うなじを削がれるわよ」
「失礼な。私は巨人じゃないわ」