【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第10章 4ヶ月後
「じゃあ…」
「…」
「じゃあなんだ、今までどういう気持ちで俺に会いに来てたんだ」
ポーラの目は見れない。
「リヴァイ兵長の寂しさに、少しでも寄り添えればと思っていました」
「…!!!」
部屋に重苦しい沈黙が流れる。
どれだけお互い言葉を発しなかったのだろうか。
今までのこととポーラの今の言葉を交互に思い浮かべては、やり場のない怒りや悲しみを感じていた。
ポーラは大人しくベッドに腰掛けたままだ。
「そうか。じゃあテメェは、今まで俺に同情してやがったんだな」
「…」
「俺がかわいそうだから、抱かれてやってたってのか」
やっと出てきた言葉は、やはりポーラを責め立てるような攻撃的なもので。
ポーラは肯定も否定もせず、静かに俺のことを見つめていた。
「そうか、もういい。部屋に戻れ
もう顔を見せるな」
ポーラを一瞥することもなくそう言った。
しかしポーラはそんな俺を気にすることもなく、トンと胸に手をあてる敬礼をして素早く退室して行った。