【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第10章 4ヶ月後
コイツをベッドに押し倒して自分のモノで突きまくっているときは最高の征服感があるが、ティーカップを傾けながらただ会話をしている時間というのも中々悪くない。
ポーラのことを好いてるとか、愛してるとか、そういう言葉を並べてみてもピンと来なかった。
ただ、コイツが自分から離れると想像すると言い知れぬ不安感に襲われた。
コイツが目の前で巨人に喰われる悪夢も何度か見た。
俺にとって、コイツは何なのか。
コイツにとって俺は、何なのか。
いっそコイツを娶って側にでも置いておくか。
その考えを溜息と共にすぐに打ち消す。
いつ戦闘で命を落とすかわからない自分にとって、それは現実的ではない案だった。
考えがまとまらず、寝ているポーラの髪を一房とって梳いていると「ん」と小さく身じろいてポーラが目を覚ました。
「悪い。起こしたか」
「あ、兵長…おはようございます…」
「朝と言っても、まだ暗い。もう少し寝てろ」
「いえ、部屋の子たちに気が付かれるといけないので…すぐ支度します」
「お前の部屋のやつらか。何故そんなに気を使う?部屋のやつらには知られちまってもいいんじゃねえのか」
「なっ…!そんなのダメです!」
「あ?」
予想以上にポーラが反対したので、思わず眉間に皺を寄せる。
ポーラは体を起こして、シーツで裸体を隠しながら俺と向き合った。