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【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】

第9章 4ヶ月後より前の話


『親愛なるお父さん、お母さんへ
涼しくなってきましたが体調など崩していませんか?
家族や町に変わりはありませんか?

今日はとても嬉しいお知らせがあります。

今回の人員配置の異動で、私はリヴァイ兵士長の直属の特別部隊、通称リヴァイ班への配属が決まりました。
リヴァイ兵長はお父さんお母さんも知っての通り、人類最強の兵士と称される方です。
私はリヴァイ兵長に憧れて調査兵団を志しました。
そのリヴァイ兵長に実力を認められ、彼のもとで戦うことができるというのは私にとって大変な名誉です。

調査兵団に入ってから今までの中で、たくさんの苦しいことがありました。
仲間の死や、苦しい訓練をいつも夢に見ます。
これからもそんな経験を重ねて行くでしょう。
お父さんお母さんはそんな私の苦労を心配してくれましたね。
お父さんは私の兵団への入団を中々認めてくれなかった。
今ならあのときのお父さんの反対する気持ちも、よくわかります。
でも私は調査兵団への道を選んだ。
お父さんに申し訳なく思って、少しでもお父さんが安心できるような成果を上げようと、必死に訓練して来た。
努力が報われない時もありました。
辛くて辛くて、もう兵団を辞めたいと思ったことすらもあった。

でも憧れのリヴァイ班に所属できるということは、そんな私をこの上なく幸せにしました。
雲の上の存在だとおもっていた思っていたリヴァイ兵長が、今は私の直属の上司です。
夢みたい。
お父さん、お母さん。
私は今最高に幸せです。
私、調査兵団に入って良かった。

私は今後の人生を全てリヴァイ兵長に託すつもりです。
私の全てをリヴァイ兵長に捧げても惜しくはありません。
それほどまでにリヴァイ兵長は素晴らしい兵士なのです。
リヴァイ兵長は、人類にとっての希望。
リヴァイ兵長は、人類にとっての英雄。
私はそう思っています。

これからもたくさん兵士として活躍して、いつかリヴァイ兵長と肩を並べられるくらいの立派な兵士になってみせます。

お父さん、お母さん。
待っててね。
みんなが安心して生きていけるような世界になるまで、私は戦い続けます。

中々家に帰れなくてごめんなさい。
体に気をつけて。

愛を込めて、ペトラより』
/ 180ページ  
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