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【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】

第7章 遠征の次の日、そしてまた次の日


泣き叫ぶ男を見下ろす兵長の顔は、髪に隠れて表情がわからない。

遺族の悲壮な叫びを前に、誰も言葉を発することができなかった。

男のそばにエルヴィン団長が跪く。


「ヴィゴ・シンバリの兄上ですね。
お気持ちは拝察いたします。
団員の死は、全て作戦の指揮権を握る私にあります。
リヴァイはただの一兵士。
どうかリヴァイのことはお許しください」


エルヴィン団長が首を垂れる。

それと同時に、男に覆いかぶさるようにして女性が泣きついた。

ヴィゴ・シンバリとその兄の母親だろう。


「もうやめて…この方たちを責めても、ヴィゴは戻ってこないのよ…」


男の母親も号泣していた。

他の親族たちも俯き、あるいは蹲み込んで嗚咽を漏らしている。


リヴァイ兵長がどんな顔をしているのかは、最後までわからないままだった。


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