第89章 スカウト
貴方side
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翌日、本部
貴「よ、修。珍しいね、本部で会うなんて」
修「空閑が個人戦したいとの事で、一緒に来たんです。怜花先輩は…」
貴「狙撃訓練だよ、千佳達と…で。今から忍田さんに呼ばれて会議呼ばれてね〜」
次の日、忍田本部長に玉狛から迅さんと私が呼ばれる
緊急防衛対策会議について、A級隊長等含めて元S級の私達も言われた為急いで会議室に向かう途中修に会う
修「…………あ、あの。怜花先輩」
貴「?どうした?」
修「迅さんにも言ったんですが………僕達の、玉狛第二に入ってもらえませんか…」
貴「…」
真剣な表情で私に、とんでもない頼み事をしてきた修。
聞くと迅さんも誘ったが断られたらしい。その際に"俺より適任が居る"と言われたらしく私に話したみたい
…多分、その適任はヒュース…だな。前も、賭けをしてきたしどうしても玉狛に引き入れたいんだろう
貴「…悪いけど、私もお断りするよ。
私は狙撃手1位目指す事を今目標にしてるから。チーム戦もやりたいってわけじゃないし、それに万が一チーム戦するにしても自分がやりたいと思うチームじゃなきゃ入らない」
修「…すみません、無理言って」
貴「修達が弱いからじゃないからな。迅さんが言う通り、玉狛第ニには適任がもう居ると思うんだ」
修「え!?」
貴「陽太郎にでも聞いてみろ」
修「何で陽太郎ですか…?」
陽太郎もわかってんじゃないかな…
貴「…修。じゃあ会議行くわ」
修「引き留めてすみませんでした」
貴「……そういえば気になってたけど、どら焼き持ってどこか行くの?」
修「えっと…嵐山さんに訓練つけてもらいに会いに行く予定でして」
貴「………修の場合、藍に教えてもらったほうがいいんじゃない?」
修「…木虎、ですか?」
貴「藍なら、修に合った戦法を教えてくれる適任者だと思うよ」
修「!」
そういいながら、会議室の方へ歩いていく
★★
廊下
三輪「…」
貴「何で隠れてんの、秀次〜?」
三輪「!?……あ。れ、怜花さん…」
曲がり角を曲がると秀次がしゃがんでいた。どうやら修との会話を盗み聞きしてたみたい