第70章 賭け
貴方side
私達をみて、迅さんは賭けを提案する。
玉狛第二が負けたらなんでも望みを聞く。そして当然その逆も然りだと。
迅「どうだ?自信あるんだろ?怜花達も」
貴「……じゃあ、こっちが勝ったらスイーツ買ってくださいね」
迅「え」
京介「じゃあ俺はトンカツをおねがいします」
迅「お前ら遠慮ないな…」
陽太郎「よし!おれのおやつもたまこまにかけよう!」
昼に支部長が買ってきたたい焼きを賭ける陽太郎
ヒュース「……貴様…何を企んでいる?」
ヒュースだけは厳しい表情で、目を細めて迅さんを睨みつける
迅「何ってただの賭けさ。分が悪い賭けは嫌いじゃないんだ」
ヒュース「…いいだろう。そっちが出した条件だ。忘れるなよ」
迅「もちろん、怜花達だからな」
貴「……わかりました」
☆☆
再び画面に視線を戻すと、修はアステロイドで建物の窓を開けて中に入る。
それに続き、澄晴も入る。けど、東隊の攻撃手二人の不意打ちによって澄晴は腕を落とされる
そしてすぐさま辻が澄晴の援護にくる、修以外2人ずつか…
貴「屋内戦か…」
迅「怜花はスナイパーが主だし、外の方がやりやすいか」
貴「まぁ、どちらかといえばですが」
広い場所の方が思いっきり狙えるし、いざという時アタッカーとして思っきり戦えるからね
そしてこの屋内戦。
場所が狭いため、銃手の澄晴は味方の辻に当たる可能性があるから撃ちにくいだろう
ゆえに東隊有利な陣形か…
…なるほど。移動のしづらい雪は屋内戦狙いだったということか。
と考えるけど、小荒井はそんな深く考えないからそんな戦略なさそう←失礼
バンッ
とここで、思わぬ狙撃がある
少し離れた場所で二宮隊と東隊の隙を伺っていた修が、壁からによる狙撃で一瞬でベイルアウト
京介「……今、壁から来ませんでした?」
貴「東さんだな。あの人なら狙える実力がある」
綾辻『先制点は東隊!東隊長が壁越しに狙撃!三雲隊長ベイルアウト!』
東さん…流石だな
そして修が居なくなった後も、あの四人の睨み合いは続く
屋内でこの狭い場所に集まる四人。