第4章 感謝
○○(うぅ~寒い)
キッチンの電気を点ける。
パッと全体が明るくなり私の目は自然と1/3くらいの大きさになった。
○○(こんなみっともない顔、絶対メンバーの皆に見せられない…)
目を細めたままキッチンにある調理器具を一通り確認する。
とりあえず今日はボリューム重視で作ることが目標。
ご飯と汁物、調べた情報によるとおかずは日本より品数が多そうだ。
用意してあったエプロンをつけた時ふと、母親のことを思い出した。
○○(親っていつもこうして毎日ご飯を作ってくれてたんだ…。ありがたい)
私は家族とメンバーのことを想いながら、料理に取り掛かった。
大体終えた頃には空がすっかり明るくなっていた。
時計を見るとそろそろ7時になろうとしている。
○○(なんとか出来たかな…)
目の前に並んだ料理を見たら少しホッとしたのか、急に睡魔が襲ってきた。
○○(やばい、まぶたが重い…)
私の身体は自然とリビングのソファへ向かっていた。