第1章 それは夜這い
ウォロの手が私の上の着物をはだけさせ、胸をやわやわと揉んでくる。
「やっ、そんなとこをさわるなっ」
「シマボシさんも気持ちよくなって欲しいんですよ俺。ここ触ると、あそこがさらに締まるんです。気持ちいいんですよね?あ、でも俺も気持ちよくなっちゃうんですこれ」
絶妙な触り方でウォロが胸を触ってくる。
「そんな、突かれながら触られたら」
「どうかなっちゃいそうですか?」
はぁはぁと荒い吐息が耳元にかかる。
「変になりそうだから、やめてくれっ」
相変わらず硬いウォロの肉棒が蜜壺を味わうかのように抜き差し繰り返されている。
執務室で私はなんていうことを。。
パチュン!パチュン!!
肉同士がぶつかり合う音が湿度を帯び始めている。
「あっ、、、あん」
「ああ、そんな声出されたら、もう行きます、、、!」
ウォロが切ない声をあげ、そのまま肉棒を私の蜜壺のさらに奥に突き立て、ドピュドピュと熱い液体が注ぎ込まれたのであった。
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「で、君の気は済んだのか?」
情事の後、ウォロは憑き物が落ちたかのように冷静になり、テキパキと後処理をしてくれた。
服や髪の乱れを整えながら、ウォロの方を見ると、床に正座をしていた。
「シマボシさん、俺。。。いくら我慢できないとはいえこんな野獣のような襲い方してしまって。。。」
「ああ、確かに」
確かに後背位からの交わりは獣のようだったな、と思い出す。
「シマボシさん!すみませんでしたぁ!!!」
ウォロが地べたで土下座をしている。
「あ、ああ。。」
「できるかぎりもうあんな襲い方はしません!だから嫌いにならないでぇ!!」
うわーん!と端正な顔立ちの優男が泣いている。
「まぁ、私も、昼間はちょっとその、君を相手することができなかったから、不安にさせたかもしれない。」
「あ、じゃあ許してくれます?!」
流れてたはずの涙が瞬時に引っ込んでいる。
「いや、変わり身が早すぎだろ君!というかできる限りってなんだ、反省してるのか!」
「ちょっとシマボシさんを目の前にしたら抑えられるかどうかわからないんで確定できないことは言えないんです俺」
「何堂々と言ってるんだ君は。。」