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【ウォロシマ】【R18】束縛系彼氏とクーデレ彼女

第1章 それは夜這い


夜這い

コンコン!
夜遅くに外からガラス窓を叩く音がする。
こんな時間に何だ?怪訝な顔をしながら窓の外へと目をやると、長い金髪のよく知った顔がそこにはあった。
「ウォロ?」
「シマボシさん、今お時間いいですか?」
「お時間ってこんな時間に来て君は。。」
「すみません、昼間全然話せなかったもので。。」
窓を開けると長身のウォロが軽い身のこなしで入ってきた。
ああ、確かに今日は特に忙しくて、視界の隅でウォロを確認したはいいものの、ずっと会議やら書類の整理やらで声もかけることができなかったな。
「シマボシさん、俺、ちょっと我慢できそうにないんです」
熱っぽい目をしたウォロがやおら近づいてきて私の身体を抱きしめてくる。
「ちょっ!きゃっんっ」
「シマボシさん、ダメですよ。そんな色っぽい声出して。」
「ウォロ!ちょっと落ち着きなさい。昨日、その、君とはしたじゃないか!」
私はなんとかウォロの抱擁から逃れようとするも、長身のウォロに捕まえられた状態からは抜け出せない。
「はい、なので今日もしたくてですね。。」
「待て、ウォロ!」
今にも襲われそうな状態になっている我が身の危険を感じながら、私は昨日のことを思い出していた。

ちょうど昨日も同じ時刻にウォロが突然訪問してきて、私に告白をしてきたのだ。
突然のことで驚いたけれど、私自身もウォロのことは、悪くは思ってなかった。ウォロの冷静な判断や商才の高さは以前から一目置いていた。これからも共に切磋琢磨しあえる関係だと思い、付き合うことを了解したのだが、、、それから先が急展開すぎて正直わけがわかっていない。付き合うということは、突き合う、つまり身体を重ねることだと言われて気づいたら、仮眠室でウォロに甘く抱かれてしまっていた。こういうことは初めてだと言ったら、何故かここからさらに興奮されてしまい、夜が明けるまで激しく抱かれてしまったのだった。

そのおかげで、寝不足、身体はガタガタで今日は仕事の効率が落ちに落ちてしまった。なんとか挽回すべく頑張ったがこんな時間になってしまい、そしたらまたウォロが現れたというわけである。

「今日は流石にもうやめてくれ」
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