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いつかまた、キミと一緒に【文豪ストレイドッグス/長編】

第7章 或る爆弾




「初耳だぞそれは」

「あれ、言って無かったっけ?」


太宰と沙羅は前職が同じ
というのは探偵社の皆も初耳だった


「太宰さんと沙羅さんが同じ……」


そして敦は余計に判らなくなった


「うーん……判らない…ちなみに其処はどんなところだったんですか?」


「んー、薄暗い処、かな」


どんなところかと聞かれて
机を見つめたまま太宰が答えた


『あとは、治がパワハラしてた』


それに続くように沙羅も答える


「ちょっとちょっと、私そんな事してないのだけれど?」


『えー、だってあれは流石にやり過ぎだったし!』


「そういう沙羅だって、笑顔でビルごとぶっ飛ばすのはどうかと思うよ〜」



パワハラ……?
ビルごとぶっ飛ばす…??


太宰と沙羅の会話から
何かすごいキーワードが飛び交っていて
敦だけでなく探偵社の皆の頭にも
ハテナマークが大量に浮かんだ



「太宰、沙羅…お前達ホントに何の仕事してたんだ…??」


「ふふ、知りたいなら当ててみ給え。そしたら教えてあげるよ」



駄目だこれ…
絶対判らない…
と皆が諦めかけたところで


ピピピピピピッ



と、谷崎の携帯の着信が鳴った



「はい。……依頼ですか?」



どうやら探偵社に依頼人が来たようで
前職当てクイズは中断して
喫茶店から探偵社に戻る事になった



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