第11章 家族の行方
彗「死んだよ。」
承、花,ポ、ジョ「「「「!?」」」」
「そんな…」
は膝から崩れ落ちた。
花「っ…」
花京院はのそばに寄り肩を支えた。
承太郎は彗を睨みつけ言った。
承「なんでてめぇは生きていやがる…」
彗「スタンドに適応できたからだ。」
彗と両親はスタンドの矢に射抜かれた。両親にはスタンドが発現せず、彗にだけ発現したのだ。
「どうして…?どうして、お父さんとお母さんを守ってくれなかったの…?責任感だって、お兄ちゃんは人一倍…」
彗「ふはっ、よく言うよ。父さんと母さんと俺の安否がわからないって言うのに、さっきあんなに楽しそうにしてたじゃあないか」
彗はの言葉を遮るように笑いながら言った。
花「妹のことをそんなふうに言うなんて…!」
彗「責任感?そうだな、俺は家族を守らなくちゃ、そう思っていたよ。いや、今だって思ってる、だからこうしてあの方に忠誠を誓ったんだ」
「何を言ってるの…?」
彗「、悪いことは言わない。こっちへ来るんだ。承太郎達は負ける。ディオ様は圧倒的な力を持っている。」
「え……?」
ポ「あいつ…自分の妹に向かってよくそんな真似を…!」
彗「、俺だってお前のことを大切に思っている。それは今も昔も変わらない。も遊もたった1人の妹、弟だ。死なせたくないんだよ。だからこっちへ来るんだ、さぁ早く。」
ジョ「なんて酷いやり口なんじゃ…!」
彗「今こっちに来れば、俺からディオ様にお前だけは殺さぬよう、仲間にしてもらえるよう守ってもらえるよう、進言してやる。だから、こっちへ来い。あぁ、承太郎、お前のことも命だけは助けてやってもいい、昔からの馴染みだし、俺に懐いてきて可愛かったからな。ただし、をおとなしく俺に渡すと言うのなら、だがな。」
承「なめた口聞くんじゃあねぇぜ。俺たちは負けもしねぇ。も渡しはしねぇぜ」
承太郎がそう言うと全員がスタンドを出した。