第11章 家族の行方
一行はアラブ首長国連邦についた。
まずセスナを手に入れるためヤプリーンという村へ向かうことになった。
そしてその村へ向かうラクダを手に入れるため、高級車を購入した。
車とラクダを物々交換したのだ。
そしてみんなラクダに乗り終えたのだが、だけが乗れていなかった。というのも、だけラクダを眺めてじっとしていたのである。
承「ん?どうした」
「ちょっと怖いなと思って…でも大丈夫だよ!乗れる乗れる!」
は苦笑いをした。明らかに無理をしている笑顔だった。
ラクダの高さは3メートルもある。そして揺れる。機械の乗り物とは訳が違う。が怖がるのも無理はなかった。
承「無理するな、来い。一緒に乗せてやる」
「いい、いい!ラクダがかわいそうだよ、承太郎も私も乗せたら…」
花「なら僕と乗るかい?」
「悪いよ…花京院疲れちゃうよ」
(今の状態で花京院か承太郎と一緒に乗ったんじゃあ私の心臓がもたないよ…でも1人で乗るのは怖いし…おじいちゃんはさっきラクダに振り回されていたし…)
「ポルナレフ一緒に乗せて!」
ポ「お、俺!?まぁいいけどよ」
ポルナレフがを乗せるため、ラクダを降りようとした時だった。
ヒュッ、ストン
の体が持ち上がり、ラクダに乗せられた。
「え?」
花「この中で一番軽いのは僕だ。それなら僕と一緒に乗った方がラクダが可哀想じゃあないだろう?」
花京院がハイエロファントでのことを自分のラクダに乗せたのだ。
ポ「ほう」
承「チッ」
「う、うん…確かにそうだね…」
は後ろから花京院に抱き締められるような形で座っている。なので花京院がしゃべると耳に息がかかるため、顔が赤くなってしまうのだ。
ジョ「皆ラクダに乗れたようじゃな、それでは砂漠を突っ切るぞ!みんな!北西へ向かって出発進行じゃあ!」