第2章 幼馴染
翌日の朝にははすっかり元通りになり、いつもと同じ朝を過ごした。
今日は学校が午前中に終わるのと、さすがに承太郎が心配なのとでは承太郎が休んでた分の授業のプリントなどを持って空条家に帰り道に寄ることにした。
ピーンポーン
ホ「はい?空条です」
「あ、こんにちは。です。承太郎いますか?」
ホ「あら!ちゃん!いるわよ!開けるからちょっと待ってね!」
ガラッ
ホ「ごめんね待たせて」
「あ,全然大丈夫です」
ホ「承太郎ー!ちゃんが来たわよー!」
ホリィに呼ばれると奥から承太郎がやってきた。
ホ「じゃあ私は戻ってるわね」
承「おう。どうした。」
「あ、これ届けようと思って。はい。授業のノートの写しと配られたプリント」
承「ありがとよ。」
「あ,いいの全然、大丈夫、気にしないで」
(ここ2、3日学校に来なくてずっと心配で不安だった。どこで何してたのか聞きたい。でも聞かれたくないこともあるよね…どうしよう)
が考え事をしている間沈黙が続いた。
は無理に探索しない。それが良いところであり自分を追い込む悪いところなのだ。
ジョ「なんじゃ、承太郎のガールフレンドか?」
奥からジョセフが出てきた。
承「そんなんじゃあねぇ。」
ジョ「照れ隠ししよって」
「こんにちは。えっと…」
ジョ「わしは承太郎の祖父のジョセフ・ジョースターじゃ。こんな可愛いガールフレンドなのになぜ隠すんじゃ」
ア「まあジョースターさん、思春期なんですから隠したいことの一つや二つはありますよ。」
さらに特殊な髪型をしたインド人が出てきた。
承「やかましいぞ!ジジイ!」
「承太郎!自分のおじいちゃんに向かってそんな口のきき方良くないよ!」
ジョ「その通りじゃぞ!承太郎!」
承「チッ」
承太郎は舌打ちをして帽子を目深にかぶった。
「そしてそちらは…」
はアブドゥルの方を見ながら聞いた。