第10章 パキスタン
ホテルに着くまでと承太郎は一言も話さなかった。というのも
承「、さっきは…」
「みて!花京院!あそこにあんなお店がある!!」
花「あ、あぁ…そうだね、あとで一緒に行ってみるかい?」
また、
承「おい、、話を…」
「ポルナレフ!ホテルに着いたら髪を可愛くしてほしいなぁ、妹のもよくやってたんでしょ?」
ポ「お、おう…いいぜ、あとで俺の部屋に来な」
このようにに承太郎が話しかけようとすると、他の仲間に話しかけ、承太郎のことをが避けていたのだ。
この様子を見て、他の仲間は流石に承太郎が可哀想に思えていた。
ジョ「ホテルに着いたぞ」
ホテルにチェックインすると部屋が空いていたので、それぞれ部屋に行った。
ー承太郎の部屋ー
承「やれやれだぜ…十数年の積み重ねが一瞬で崩れちまったか…」
コンコンッ
承「誰だ」
花「僕だ。入ってもいいか?」
承「おう」
花「らしくないな、落ち込むなんて」
承「茶化しにきたんなら、さっさと帰らねぇとこの拳が飛ぶかもしれねぇぜ」
花「心外だな、僕はそんなことわざわざしないさ。とちゃんと話し合った方がいい。承太郎も訳あってしたんだろう?」
承「は俺と顔を合わせたくねぇんだろうよ。」
花「は少し誤解しているだけだ。話せばきっと分かってくれる」
承「信用が崩れちまうのは一瞬だが取り戻すのは難しい。築き上げた年数の倍はかかるだろう」
花「はぁ…。承太郎、君たちの絆はそんなものだったのか?」
承「なに?」
花「たった一度、誤解を招いてしまっただけで崩れてしまうようなものだったのか?それなら僕は遠慮なく、承太郎からを奪うぞ」
承「花京院、おめぇ、今なんつった?」
花「僕は以前が怪我した時、承太郎の声を聞いて目を覚ましたと言ったとき、君たち2人にはつけ入る隙がないと、を諦めようと思った。だが、に手をあげようとしたことは許せないが、あんなことで2人の仲が壊れるのなら僕がを手に入れる。僕はが好きだ。1人の女性として、愛している。」