第10章 パキスタン
ジョ「おそらく、アインガードはの優しさと怒りが原動力で動いているようじゃな」
「優しさと怒り…?それって全く反対の感情じゃあないんですか?」
花「確かに普通の人なら逆だが、さっきのアインガードの話を聞く限り、は優しいから、人が傷つけられると、が大切に思っている人の命を踏みつけにされるようなことがあると、怒りを感じるんじゃあないか?」
「優しいからなのかはよくわからないけど、確かにそれは私がされると1番嫌なことかな」
ポ「青い炎って一体なんのことなんだ?」
ジョ「アインガードはいつもの守りたいと思う優しさから動いている。だがが激しい怒りを覚えた時、それが炎となってアインガードに現れるんじゃろう」
花「なるほど…」
「アインガードがみんなを守ってくれる理由は分かった、だけど私のことも守ってくれるのはどうしてなの…?」
承「…」
承太郎に名前を呼ばれるとビクッとの体がこわばってしまった。
承「はいつも1人で抱え込んできた。アインガードはの分身とは言え、自分の意思を持っている。そんなを見て誰にも助けを求めねぇなら自分が守ろうと思ったんじゃあねぇのか?」
ポ「たしかになぁ。そりゃあり得る話だよな」
「そ、そうなのかもね…」
花京院はの承太郎に怯えている様子を見兼ねて言った。
花「ジョースターさん、アインガードの謎もほとんど分かったところですし、今日はもうホテルへ向かいましょう。も病み上がりで疲れているでしょうから」
ジョ「おう…そうじゃな」
一向はホテルへと向かった。