第10章 パキスタン
「おじいちゃんが傷つかないように守ってんだろうが。それに万が一おじいちゃんが内側から食い破られて死んだとしたら、お前のスタンドを花京院とポルナレフが見逃すわけねぇだろ。テメェ言ってたよな、俺のスタンドは最弱だって。私より弱いなんて、相当弱いんだなぁ。承太郎にオラオラされて終わりだなぁ!さぁどうする?お前が威張れる時間は終わったぞ?承太郎に貸したツケは防げても、無かったことにはならないんだぞ?」
ダン「なに…」
ダンはもう承太郎にもにも何も命令できなかった。2人にダンが危害を加えようとすれば、アインガードはやり返しはせずにひたすら守る。
自分が傷つき、ジョセフにダメージを与えようとしても、守られて傷つくこともできない。
アインガードは決して強いスタンドではない。しかし、ダンにとってこのアインガードは最強の敵だった。どっちに転んでも何も出来ないのである。
そうこうしていると、ダンが頭から血を噴き出した。
承「それは花京院だな。残るかな俺のお仕置きの分が」
そう、花京院とポルナレフで協力し、ラバーズを倒した。
そして、承太郎にオラオラされダンはお仕置きされたのだった。
3人が戻ってきた。
はぼーっとしていた。
承「よくやったな花京院。流石だ。」
花「途中で体が動いたりすることがなかったからとてもやりやすかったんだ」
ジョ「承太郎大丈夫か?怪我の方は」
承「全く怪我してねぇ」
ポ「おいどうしちまったんだ?そのようにボーッとして」
「ん?ん、あぁ、なんか疲れちゃって…」
ジョ「まぁ無理もない。復帰したてですぐのことだったからのう」
承「俺には少し人が違ったように見えたが?」
皆が承太郎の方を見た。
はキョトンとしている。
承「、お前があんな口の聞き方をしているのは見たことがねぇ。それに前飛行機内でも見たスタンドに纏う青い炎はなんだ?」