第10章 パキスタン
はずだった。しかしいつまで経ってもその衝撃が来ない。
みるとダンの脚をアインガードが守っていた。
ダン「なんなんだ?こいつは」
「私のスタンドよ。見ての通り,あなたを守ってるの」
ダン「あぁん?こいつ…こうしてやる!」
ダンはアインガードのことを何度も踏みつけようとした、
「ねぇ、承太郎…すごく口が悪くなってしまうようだけど…こいつ…本当に頭悪いんだね…」
承「…やれやれだぜ」
ダン「なんだと…この!」
「スタンドはスタンドでしか倒せないってルール忘れたの?あなたにアインガードを解除するのは無理だよ、私の言うことしか聞かないし」
ダン「ならこうしてやる!いいのか?承太郎。大事な仲間が怪我するかもしれねぇ…ぞ!」
ダンはの方に拳を振り上げ近づいてきた。
しかし承太郎に全く動く気配はない。
にビビっている様子もない。
ガシッ
「その子がいる限り、私と承太郎を傷つけるのは不可能よ」
ダン「さっき俺を守るって言ってたよな?」
するとはダンに聞こえるようなひそひそ声で承太郎に話しかけた。
「この人、幼稚園しか卒園してないのかな?そんなレベルでバカじゃない?」
承「だな。」
ダン「さっきから好き勝手言いやがって…!!一生そうやって俺のことを守り続ける気か、それはそれでまあいい。一生そうやってやってな!他の奴らも同じように死ぬまでな!」
その言葉には怒った。珍しく口が悪くなるほど。
「てめぇは本当におバカさんだなぁ。」
承「ん」
ダン「なに?」
「お前敵なんだよ?お前の為に、私のスタンドがお前を守ってるわけねぇだろ?この脳足りんが!」
最初の飛行機内の時のようにアインガードを青い炎が纏った。