第9章 インド
ー承太郎の部屋ー
承「、の存在を俺は当たり前だと思っていた。だが、最近やっとそうじゃあないと気づいた。気づいた瞬間居なくなっちまった。がいねぇと、やはり想像していた通り、世界に色がない。前から何か起こっても、あまり感情が動く方ではなかったが、がいねぇとなおさら、何にも何の感情も湧かなくなっちまいそうだ。このままじゃあディオへの復讐心に飲み込まれちまいそうだぜ。がいてくれれば、そんなものに負けたりはしないんだがな…。あと、花京院に馴染みのくせにのことを分かっていないと言われてな。その時は珍しくこの俺が不安になったんだぜ。だがは俺の声を聞いて目を覚ましたと言ってくれた。その言葉で俺はにちゃんと安心を与えてやれているんだと、俺自身安心したんだ。こんなに俺の感情を揺さぶるのは、お前だけなんだぜ。だから早く戻ってこい…まだ何も伝えられてねぇんだからな」
それぞれがそれぞれの想いをそれぞれの部屋で1人口にしていたのだった。
翌日、車を借りて、一向はベナレスへと向かい、ネーナのエンプレス、エンヤ婆のジャスティスと戦った。そして、馬車を借り、パキスタンにある都市、カラチへと到着した。馬車には先ほど倒したエンヤ婆が乗っていた。
すると、馬車で歩いている途中にジョセフがドネル・ケバブを見つけた。
ジョ「おおっ、ドネル・ケバブがあるぞ!腹ごしらえでもするか」
ジョセフは馬車を降り、ケバブを買いに行った。
ジョ「すまない、5人分くれ」
?「すみません、5人分ではなく,6人分でも良いですか?」
ジョセフのすぐ後ろにあったの横の路地から声が聞こえてきた。
ジョ「ん?6人?一体誰の分を…」
そう言ってジョセフが後ろを振り向くとそこには…