第9章 インド
をスピードワゴン財団に引き渡したジョセフが戻ってきた。
ジョ「養生させるが、助かるかどうかは危ういところらしい。後は本人の意思による、というところじゃな。」
ポ「すまねぇ…俺が勝手な行動をしてしまったために…」
承「ポルナレフのせいじゃあねぇ」
花「も言っていましたから」
悲しみに暮れている暇はない。しかし、どちらか1人だけならまだしも、2人を失った悲しみはあまりにも大きく、とてもすぐに行動できるような状態ではなかったので、一泊だけホテルに泊まって行くことになった。
ージョセフの部屋ー
ジョ「アブドゥル、お前を失ったのは相当な痛手じゃぞ…ポルナレフもひどく落ち込んどる。これからわしの相談相手がいなくなってしまったではないか…。それにも…お前さんがいると皆元気が出るというのに…承太郎も自分の気持ちに気づいたばかりでこんな風になってしまうとは…わしはいらんことをしてしまったんじゃあないのか…」
ーポルナレフの部屋ー
ポ「アブドゥル…俺のことなんてほっといてくれて良かったんだぜ…大人ぶってるやつが1人はいねぇと、ジョースターさんが可哀想じゃあねぇか…それによぉ…もう1人の妹になってくれるんじゃあなかったのか?…俺は2人も妹を失っちまったら次こそ立ち直れねぇぜ…」
ー花京院の部屋ー
花「…僕のことを好きになってくれなくていい、承太郎を好きでも構わない…だから…どうか、戻ってきてくれ…君が生きて笑っていてくれるだけで、僕はどんなことだってできる…。それに僕は承太郎に何があったか聞かれた時、即答できなかった。僕のせいで、が怪我をしてしまったと思っていたから。僕は自分でも自分を責めていたんだ。それでも君は自分が1番辛いと言うのに君は…花京院は悪くないと、そう言ってくれた。僕は本当に嬉しかった。僕のせいにされていないことに喜びを感じていたんじゃあない。君が、が、僕を庇ってくれたその気持ちが、とても嬉しかったんだ…はいつも僕に知らない感情を教えてくれて、救いの手を差し伸べてくれる。を絶対失いたくない…頼むからどうか…戻ってきてくれ…」