第9章 インド
ー翌朝ー
ジョセフと承太郎は朝食に向かう途中ばったり会った。
ジョ「おお、承太郎、今日はおそらく動く日になるぞ。しっかり朝ご飯を食べておくんじゃ」
ジョセフは承太郎にそう言うとスタスタと歩き出した。
承「…おい、ジジイ」
ジョ「ん?なんじゃ」
承「ありがとうよ」
今度は承太郎がスタスタとその場を去ってしまった。
ジョ「どういたしまして、かわいい孫のためだからのう」
ジョセフは1人呟いたのだった。
朝食会場に1番遅れてやってきたのはだった。
「ごめんなさい!遅くなって…ちょっと寝過ぎてしまいました」(テヘッ)
花(なんだその表情は…朝から困らせるのはよしてくれ…)
承(やれやれ…そんな顔大勢いる前でするもんじゃあねぇぜ…)
ジョ「遅刻はしとらん。大丈夫じゃ」
みんなそれぞれ席に着いた。席順は丸テーブルにポルナレフの分を空け、アブドゥル、花京院、、承太郎、ジョセフである。
ジョ「結局戻ってこなかったな…」
「ポルナレフ…」
朝食を終えるとアブドゥルが1人でポルナレフを探しに行くと言ってホテルを出てしまった。
ジョ「こうなると思っておったわい、我々も一緒に探しに行くぞ!」
そしてみんなそれぞれバラバラになり、ポルナレフとアブドゥルを探した。
(どこ?どこにいるの?)
アインガードが出てきてまたに指を差して方向を教えた。
「アインガード…なぜ分かるの?能力?透視?匂い?音?」
アインガードは首を横に振り続け、最後の音に、うん、と頷いた。
「そう…耳がいいのね、ありがとう、案内して」
花(どこだ?アブドゥルさん、ポルナレフ)
がアインガードの案内について行くと、花京院と会った。
「花京院!」
花「!いたか?」
「いいえ、でもアインガードが、って、あれ?アインガードがいない…」
すると、向こうから妙な喧嘩をしているという声が聞こえた。
2人は顔を見合わせその方向へと向かった。