第8章 シンガポール
そして翌日の夕方、ホテルに着いた。
3人部屋が2つしか空いてないというので、ジョセフ、アブドゥル、ポルナレフの3人、承太郎、花京院、の3人で分かれることにした。
この日は長い移動もあったので各自休むということにした。
ージョセフチームの部屋ー
ポ「なぁジョースターさんよ、この部屋割りで大丈夫だったのかよ?あいつら変な気起こさねぇだろうなぁ?」
ジョ「承太郎も花京院も3人でする趣味はあるまい。大丈夫じゃろう」
ア「そもそもそんなとこまでも行ってないでしょうけどね」
ポ「アブドゥルもそんな話することあるのか」
ア「あの3人は見ていてもどかしいものがある」
ポ「そうだよなぁ、花京院は絶対のこと好きだぜ」
ジョ「承太郎も幼馴染というだけではない気がするんだがのう」
ア「2人とも自分の気持ちにまだ気づいていない、と言ったところでしょうか」
ポ「肝心のの気持ちはどうなんだろうな。俺にはどっちも好きなように見えるぜ」
ジョ「残念ながら承太郎には微塵もそんな気はないじゃろうな」
ア「花京院にもそのような気はないように見えるが…」
ポ「そうか??俺にはの方も自分の気持ちに気づいていないだけのような気がするんだけどなぁ」
今回ばかりはポルナレフが正解であった。
しかし、3人がこんな話をしていても何も展開することはないので、とりあえずは見守ることにした。
ー承太郎チームの部屋ー
こっちの3人はの提案で寝る前にトランプをすることになり、それをする前に、花京院、承太郎の順で風呂に入ることにした。
花京院が風呂に入っている間、と承太郎は荷物の整理をしていた。
「あ、これ花京院に返さなくちゃ。」
は自分のバッグから花京院のカーディガンを取り出した。
承「うん?それは花京院がいつも寝る時着ているやつじゃあねぇか」
「うん、昨日の夜貸してくれたんだ」
承「なんでだ」
承(なぜが花京院が寝る時に着るものを持っている?貸してもらっただと?ということは寝る前、いや、もしくは寝る時も一緒だったかもしれないということなのか?)
承太郎の中に黒い感情が渦巻いた。