第2章 幼馴染
ー3人が出発する当日ー
母「じゃあ遊と家のことよろしくね!何かあったらいつでも電話かけてね、その時は出られなかったとしても必ずかけ直すから。」
父「遊がいるから大丈夫かとは思うがあまり遅くまで出歩いたりしないように。」
彗「俺の代わりを頼むよ。なら大丈夫だよな!」
「もうみんな心配症だなぁ。大丈夫!安心して行ってきて!」
遊「みんな無事に帰ってきてね!」
遊は3人にぎゅーっときつくハグをした。
父「そろそろ出発しないとだな。行ってくるよ、」
母「それじゃあ行ってくるわね、空条さんにも今回のこと伝えてあるから何かあったら助けてもらいなさい!」
彗「承太郎に守ってもらえよ、じゃあな!」
、遊「「行ってらっしゃい!」」
2人は笑顔で出発する家族を送り出した。
これが最後の別れだとは知らずに
ー1週間後の朝ー
「ほら遊、お着替えして、お靴履いたら幼稚園行くよ!!」
遊「はーい!お着替えしてくる!」
「だめだ…洗い物してる時間ないな…でも帰ってきて溜まってると嫌なんだよなぁ…。よし、アインガード!」
スッとアインガードが出てくる。
「私も準備するからその間洗い物をして!!」
アインガードは黙って頷き洗い物を始めた。
「よし、私も着替えて行く準備しなきゃ、遅刻しちゃう。こういう時便利なのよねぇ、みんなには見えてないみたいだけど。」
は幼い頃からスタンド能力を持っている。ただそれを攻撃などに使ったことはなく、遊び相手になってもらいたい時や、何かを手伝ってほしい時にスタンドを出していた。また困っていると自分で呼び出さずともアインガードが自分から出てくることもあった。
「準備完了!洗い物も終わってる!ありがとう、アインガード」
アインガードはまた黙って頷きスッと消えた。
遊「出来た!お姉ちゃん行こ!」
「よし!じゃあってズボン前後ろ反対だよ!ほらおいで!……はい!じゃあ行こう!」
遊「はい!!」
このようにして慌ただしい朝を毎日過ごしているため、自然と承太郎と登校することは無くなってしまった。