第8章 シンガポール
3人はホテルへと戻った。
がひどく落ち込んでいるので皆何があったのか聞いた。
「…言いたくない…。」
承「花京院の姿をした敵スタンドに初めてのキスをされちまったんだぜ」
花、ジョ、ア、ポ「「「「なにぃ!!!!」」」」
「承太郎!!なんで言うの!?もう嫌い!!」
うわーんとが泣き出してしまった。
珍しく承太郎がおろおろした。
花「僕の姿をしてそんなことするなんて、とっても不愉快だな」
花京院までも怒りをあらわにした。
ジョ「かわいそうにのう…そうじゃ!、服が欲しいと言っていたじゃろう。すこし買い物に行って気分転換してくるといい」
「はい…ぐすんっ…」
ア「ジョースターさん、一応もスタンド使いですから、1人で行動させるのは…」
ジョ「そうじゃのう…本当は1人で行かせてやりたかったんじゃが、危険だから誰か1人だけ連れて行きなさい。もっと連れて行きたいというならそれでも構わないが。」
花京院も承太郎もどちらかが選ばれるだろうと思っていた。
しかし、意外にもが選んだのは違う人物だった。
「…ポルナレフがいいです…」
ポ「え!?俺!?今の流れ花京院か承太郎じゃあねぇのか!?」
「いやですか…?」
がうるんだ目でポルナレフのことを見上げる。
ポ「い、いやぁ…嫌じゃあねぇけどよぉ…」
ポルナレフはそんなふうに言ってくるを見て顔を赤くしながら頭を掻いた。
承太郎は舌打ちをし、花京院は自分ではないとは言え、自分の姿をしたものにそんなことをされたため嫌われてしまったのではないかと落ち込んでいた。
ジョ「じゃあポルナレフ、に付き合ってやれ。お金はこれを使うといい。」
そう言って、ジョセフはポルナレフにカードを渡した。
「そんな、悪いです」
ジョ「なぁに。嫌なことをされても頑張ったご褒美じゃ。思う存分楽しんで来なさい。」
「ありがとうございます…」
ジョセフの優しさにまたは泣いてしまった。