第8章 シンガポール
「そう…でも私何もされてないし、とられてないし、大丈夫だよ」
花「なら良かったよ。なんだ?承太郎君、ずいぶんがんたれてくれるじゃあないか。まさかこんな盗人をちょっと痛めつけただけで僕と仲間割れしようっていうんじゃあないでしょうね」
「花京院…」
花「ふふふふっ、ジョジョ、、そんな大袈裟に考えないでくれよ。今日はちょっとばかしイラついてたんだ。旅に疲れ始めてねぇ、機嫌が悪いって日さ」
承「機嫌が悪い?良さそうに見えたがな」
承太郎はケーブルカーに乗る場所へと向かっていった。
とアンも承太郎を追いかける。
アンが花京院の方を振り向くとアンには花京院がカブトムシを食べているように見えた。
ケーブルカー乗り場に着くと、承太郎の持っていたアイスに乗っているチェリーを見て花京院が言った。
花「よぉ承太郎、そのチェリー食うのかい?食わないならくれよ、腹が空いてしょうがねぇぜ」
花京院は承太郎からチェリーを奪うと危ないといって承太郎を突き落とした。
「承太郎!」
アン「ジョジョ!」
2人は咄嗟に承太郎の手を掴んだ。
花「冗談、はははっ、冗談ですよ、承太郎君」
そう言って笑う花京院のことをは睨んだ。
「花京院、冗談でもやっていいことと悪いことがあるでしょ」
花京院はレロレロと先ほどのチェリーを舌で転がしている。
アンはまるで人が違ったみたいだと思った。
花「どうしたいんだい?そんなにこっちを見て。もやって欲しいのかい?」
「花京院一体何を言って…」
次の瞬間
ブッチューン!!レロレロレロ…
、承、アン「「「!?」」」
花京院がの頭を押さえつけ、キスをしながら舌を入れてきた。
「んんーっ!!!やっ…」
は涙を浮かべながら花京院の胸を押し返した。
花「ハハッ,冗談だよ冗談」
そう言って花京院は笑っていた。
ようやく解放されたはすぐに承太郎の影に隠れた。