第8章 シンガポール
やがて救助が来てやっとシンガポールに着いた。
そしてその日はホテルに泊まり、エジプトへの進路を決めることになった。
途中ポルナレフの荷物がゴミに間違えられるなどのハプニングがあり、アンもまだみんなにくっついてきていた。
ジョ「おい親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」
ポ「俺たちにくっついてないで早くいけば?」
アン「ふんっ!5日後に落ち合うんだよ!どこ歩こうがあたいの勝手だろ!てめぇらの指図は受けねぇよ」
ア「あの子我々といると危険だぞ」
花「しかしお金がないんじゃあないのかな」
「だとしたらここで1人残していくのはかわいそうだよ…」
ジョ「しょうがないホテル代を面倒みてやるか。ポルナレフ、彼女のプライドを傷つけんよう連れてきてくれ」
ポ「あいよ。」
ポルナレフはアンのもとへと歩いていった。
ポ「おい、貧乏なんだろ?恵んでやるからついてきな」
アン「あへぇ…」
ポ「あれ?」
「ポルナレフにはプライドを傷つけないようって言葉聞こえなかったの?」
ア「ではチェックインを」
こうしてようやくホテルにチェックインすることになった。
受付「すみません今シーズン真っ盛りでして、お部屋がバラバラになってしまうのですがよろしいでしょうか?」
ジョ「まあやむをえん。部屋割りはどうする?まず、わしとアブドゥルで一部屋を」
花「僕と承太郎でもう一部屋を。学生は学生同士ということで。」
承太郎はと同じ部屋になる気でいたのでほんの少し腹が立った。
承「ふん。」
「じゃあ私はアンちゃんと同じ部屋で。」
ジョ「そうじゃのう、女の子は女の子同士の方がいいからな」
アン「えー!ジョジョとがいい!この人とはやだ!」
承「うん?」
ポ「恵んでもらってるくせに随分とわがままじゃあねぇの」
ジョ「子供とは言え,レディーには違いないからな、男と相部屋にすることはできんぞ…」
ア「そうですね…承太郎とのように昔からの馴染みなら話は別だが…」
「うーん、ごめんね…今回は我慢してね…?」
は困ったような笑みを浮かべながら言った。