第7章 海での災難
アインガードが案内したのはシャワー室だった。
「ここ?本当にここにいるとは思えないけど、確かにシャワーの音がする」
がシャワー室を開けると、カーテンを開けられオラウータンにいやらしい目で見つめられるアンがいた。
「!?やだ!のぞき!?」
アン「お姉ちゃん!」
オラウータンはの方を見て、よりいやらしい目つきをした。
「こっち見ないで。」
するとオラウータンの後ろにこっそりついたアインガードがオラウータンの目を隠し、後ろに引っ張っていった。
「アンちゃん!こっちへ!」
アンは走ってのもとへいった。
しかしアインガードの体はオラウータンの強靭な力によってバラバラにされてしまった。はその間にアンの手を引き、甲板に戻ろうとした。オラウータンはそれに気付き、カーテンを吊っている棒を折り、鋭利にするとに向かって投げた。
「ぐはっ…!」
アン「お姉ちゃん!」
の肩に貫通して壁に刺さってしまった。お陰では身動きを取れない。普段ならアインガードが守ってくれるが、バラバラにされてしまったアインガードは流石に瞬時には動けなかった。
それを見たオラウータンはまたもいやらしい顔をして近づいてきた。
「アン…ちゃん…甲板に行って…誰かを呼んできて…」
アン「で、でも、そしたらお姉ちゃんが1人に…」
「私は大丈夫…」
アンが人を呼びに走り出そうとした瞬間、オラウータンが襲ってきた。
アン「きゃああ!」
承「おい。」
襲ってきたと同時に承太郎の声がした。
猿「ああっ?」
ガンッ!
アン「ジョジョ!」
「承…太郎…」
承太郎に殴られたオラウータンは瞬時に逃げようとした。
しかし、
承「てめぇの錠前だぜ、これは」
そう言って承太郎に投げられた錠がオラウータンに命中した。するとオラウータンが承太郎の胸ぐらを掴んだ。
承「ひょっとするとこの猿公が…」