第7章 海での災難
するとは花京院の手を取り、自分の両手で包み込んだ。
「花京院の綺麗な手が傷だらけになっちゃったね…私、この先やっていけるのかな…誰も怪我するの見たくないよ…」
そういうとの目から涙がぽろっとこぼれ落ちた。
花「あっ…」
花京院が大した傷じゃないから大丈夫だと言おうとした時、アインガードが出てきて花京院の手を撫でた。
するとみるみるうちに傷が治っていった。
皆驚いた。
ポ「今のなんだ?」
「わ、私にもよく分からないです…」
花「本当に治っている、動かしても全く痛くない」
ジョ「怪我を治せるスタンドか?」
ア「本当に掴みどころのないスタンドだ…」
アインガードは皆の疑問に答えることなく、スッと戻っていった。
しばらくすると激戦の末、承太郎が勝利し水面に上がってきた。
しかし、それと同時に船が爆発した。
ジョ「やはり仕掛けておったか!救命ボートで逃げるぞ!」
花「、さっきはありがとう。危ないから僕に掴まっていて」
「うん、分かった」
は花京院と共に救命ボートに乗ったのだった。
一行と水夫たちとアンは救命ボートで一夜を過ごした。
ボートの中でアンは父に会いに行くために旅をしていると明かした。
そして自分達も旅を急ぐものだとジョセフがアンに伝えた。
花「、寒くないかい?僕の学ランも使うといい」
花京院は承太郎の学ランを羽織るに自分の学ランも渡し、膝にかけてあげた。
「大丈夫だよ、でもありがとう花京院。承太郎もありがとう」
承「あぁ。」
するとアンが見て!と騒ぐので皆そちらの方を向くと大きな貨物線がタラップを下ろして待っていた。