第38章 花①2人の時間
1ヶ月後、3人は新たな家で新しい生活をスタートさせた。
そして今日はついに2人の結婚式だ。
コンコンッ
「はい?」
遊「僕だよ、入ってもいい?」
「いいよ」
ちょうどの準備が終わったところだった。
ガチャッ
遊「うわぁ…」
「どう?」
遊「お姉ちゃん…お姫様みたいだ…」
「ふふふ、ありがとう」
するとそこへ花京院がやってきた。
花「そろそろ……あっ…」
花京院はを見て言葉を失った。
「どう…かな…?似合ってる…?」
花「あぁ…いつも綺麗だが今日は特別…綺麗だ」
「ありがとう…」
いつも褒めてくれる花京院だが、いつも以上に、さらに顔を赤くしながら褒めてくれるものだから、も顔を真っ赤にした。純白のウェディングドレスが赤さをさらに引き立たせる。
花「そろそろ行こう」
いよいよ式が始まった。
まずは牧師の挨拶から始まった。
牧師「では、新郎入場」
花京院が真っ白なタキシードに身を包み、会場に入ってきた。
パチパチパチ
ポ「花京院はスタイルがいいから、様になるな」
承「そうだな」
花京院は聖壇前に着いた。
牧師「続いて、新婦入場」
パチパチパチパチ
ポ「の父親はもういねぇだろう…1人で歩いてくるのか?」
承「相変わらず勘が悪ぃな、おめぇは。1人重要な人物が見当たらないだろう」
ポ「あぁ?重要な人物?一体誰が…はっ!!まさか!!」
承「あぁ、そのまさかだ、ほら、来たぞ」
2人の視線の先には、純白のウエディングドレスに包まれたと、その隣を歩くジョセフの姿があった。
ポ「ジョースターさんとか…!承太郎…俺もう泣きそう…」
承「本当に綺麗だ。俺が結婚式に出るなんざ、これが最初で最後だろうよ」
花京院はジョセフからの手を受け取り、二人で聖壇へと向かった。
全員で讃美歌を歌い、牧師の聖書朗読が終わった。