第38章 花①2人の時間
花「そうか…良かった…本当に良かった…」
そう言う花京院の目には涙が溜まっていた。
ずっと自分のせいでアインガードと離れ離れにさせてしまったと思っていた花京院は安心したのだった。
「アインガードも私たちの結婚を祝福してくれたよ、典明ならずっと私のことを大事にしてくれるだろうって」
花「もちろん、ずっと大切にするよ」
「私も。改めて、これからもよろしくお願いします」
花「あぁ、こちらこそ」
花京院はの頬に手を添えてキスをした。
ファーーーー
また違う赤信号で止まっていた2人は、後ろの車からクラクションを鳴らされるとようやく唇を離した。
「ふふっ、帰ろっか」
花「そうだな」
この日は遊も花京院会いたがっていたので、花京院はの家に泊まっていった。